鼻炎にべにふうき茶はなぜ有効なのか?

べにふうき茶は、静岡県で積極的に栽培されている茶葉であり、とくにアレルギー性鼻炎に特化した製品で、今では花粉症=べにふうき茶と言われるほどメジャーな民間療法になっています。

たしかにべにふうき茶は民間療法の1つなのですが、じつは医学的な根拠や臨床試験によって生み出された茶葉とも言われています。

べにふうき茶が本当に医学的な根拠に基づいた商品なのか、これについてまとめてみました。

べにふうき茶はアレルギー性鼻炎に特化した茶葉である

花粉症に有効な茶葉として、べにふうき茶という名前を聞いたヒトはいるのかと思いますが、それもそのはずでべにふうき茶はアレルギー性鼻炎に特化した茶葉として商品化されていますね。

もともとは「べにほまれ」や「べにふじ」といったアッサム系の紅茶用の茶葉と他のダージリン系の茶葉から交配した品種で、国産紅茶としてべにふうきは販売されていたのですが、これらの品種に含まれているメチル化カテキンという成分が抗ヒスタミン薬と同じようにアレルギーを抑制してしまうことがわかったと言われています。

カテキンは抗菌、抗アレルギー作用に優れていますが、発酵してしまうと大方消滅してしまうため、古くは緑茶を飲んだ方が鼻炎や風邪にいいとされていましたが、近年、ネズミのマスト細胞にいろんな茶葉のカテキンを緑茶の状態を抽出して添加したところ、「べにふうき」に含まれているメチル化カテキンがもっとも抗アレルギー作用があることがわかったのだそうです。

花粉症対策用のべにふうき茶を買うと、緑茶の茶葉が粉末状になっていることが多いのは、抗アレルギー作用が強いメチル化カテキンを最大にできるためなんですね。

実際に、べにふうきを使った臨床試験は何度も行われており、医学的な根拠がある商品として、多くのエビデンスがあります。(1)(2)

こういったものは、ただの一例にしかすぎませんが、

静岡県に「花粉症にべにふうき茶」「アレルギー性鼻炎にべにふうき茶」という怪しいのぼりやポスターをデカデカとかかげたお茶屋が多くても消費者庁や厚生労働省に文句言われずにすんでいるのも、べにふうき茶が明らかに抗アレルギー作用がある茶葉として認められているからなんですね。

もちろん、べにふうき茶を飲んでも僕のように効果がなかった方もいるのかと思いますが、これだけ臨床試験でパスした民間療法は珍しいので、まだ試していない方は一度試されても良いのかと思います。

それでも効果が無いようであれば、コチラを試してみてくださいね。

こちらは僕自身使ってみて、あきらかに効果があった商品なので、自信をもってすすめることができますので。

ただし妊婦や乳幼児には使えない

当然、お茶ですからカフェインが含まれています。

カフェインも抗アレルギー作用がある成分なのですが、どちらかと言うとメリットよりも副作用の方が多く目立ちます。

もちろん、絶対に摂取してはいけないというわけではありませんが、やはり無ければ無いにこしたことはありません。

こういった商品も今後はノンカフェインが多くなるでしょう。

後鼻漏に甜茶は効果的なのか?

甜茶は中国の健康茶の1つとして愛飲されてきたものです。

近年健康志向が高まる中、甜茶もアレルギー性鼻炎に効果的とも言われ、比較的簡単に手に入るものになっています。

味はスッキリした甘みがあり、お茶特有の苦味や渋みがあり大変飲みやすいのが特徴です。

それで、後鼻漏に甜茶が効果的なのかどうか、ということなのですが、そこまでの効果は無いのかというのが本音になります。

ではデマなのかというと、決してそうでもありません。

なぜ効果がないのか、なんで効果あるという情報があるのかをまとめてみました。

甜茶には抗炎症作用がある

ヒトは鼻炎や後鼻漏のように強い炎症を起こす時は、細菌や汚い空気が原因というわけでもなく、強すぎる防衛細胞が強く反応してしまうがためにくしゃみや鼻水、痰がたまりやすくなります。

この炎症が発症するときにヒスタミンやロイコトリエンといった化学物質が増え、くしゃみや鼻水が止まらなくなるため、抗ヒスタミン薬という花粉症の薬があることはあまりにも有名な話なのですが、これとは別にシクロオキシゲナーゼ(別名COXと言います。)という酵素が増えるようになります。

シクロオキシゲナーゼは炎症が起きるときに増える酵素で、この酵素を抑えると炎症が止まり、症状が和らぐということが数多くのエビデンスでも明らかになっています。

このシクロオキシゲナーゼの1つであるCOX-2という酵素はガンを発症させる酵素であり、この酵素を抑制させるためには緑茶に含まれたカテキンやウコンに含まれているクルクミンなどが代表例になります。

緑茶は、よく飲む人とそうでない人の長期観察をしたところ、緑茶をよく飲む人の方が明らかにガン発症率が下がっているというポスターやリーフレットなどを病院や薬局で見かけた方もいるのではないのでしょうか?

「でも耳鼻咽喉科にかよっているが、シクロオキシゲナーゼという言葉は聞いたことがないな。」

たしかにシクロオキシゲナーゼは炎症を起こす1つの要因ではありますが、もしヒスタミンやロイコトリエンの他にシクロオキシゲナーゼという言葉もダラダラと説明されれば、それこそわけがわからなくなると思います。

耳鼻咽喉科の医師であれば、シクロオキシゲナーゼと鼻炎(後鼻漏も含む。)のしくみはわかるものの、患者さんにわかりやすく説明してくれということになると、首をかしげてしまうのかもしれません。

もう1つはヒスタミンの存在になります。

抗ヒスタミン薬は、ヒスタミンそのものを生み出さないように抑えてしまう力があるものの、甜茶にはそういった力はありません。

その代わり、発生したヒスタミンが散らばらないように抑える力はあります。

甜茶による後鼻漏の効果のまとめ

ぼくたちは、飲んでみてたいてい「効果がある」もしくは「効果がない」の2つで答えを出した方が簡単なのですが、鼻炎や後鼻漏はデマや怪しい民間療法も多いので、どこまで本当なのかどうかはハッキリしておいた方がいいのかと思います。

ただわかっていることは、この甜茶にはシクロオキシゲナーゼと、ヒスタミンの両方を抑制させる効果があるということです。

とくにシクロオキシゲナーゼを抑える効果は、他の民間療法に比べて比較的高く、甜茶を飲みながら抗生物質や漢方薬を飲むことで後鼻漏を抑えられるということが期待できるということが考えられます。

でも、実際にやってみた感じではそこまでの効果が得られなかったというのが本音です。

考えてみれば、昔からある飲み物であり、多くのエビデンスから効果があったという確証があったにも関わらず、製品化に至らなかったのであれば、所詮そんなものかと言わざる終えません。

これは甜茶に限らず、いろんな民間療法を見てみても同じことがいえます。

甜茶という製品で、これだけ流通しているにも関わらず、薬に至らないということはその程度ということです。

花粉症や鼻づまりに緑茶は効果的なのか?

鼻づまりに緑茶が効果的という話がありますが、実際どういったものなのでしょうか?

緑茶にはカフェインが含まれており、この成分には抗菌成分とはべつに抗アレルギー作用あると言われています。

抗アレルギー作用があるということは、息苦しい鼻づまりになりにくくなるということになります。

「毎日緑茶を飲んでいるがそんなことはないぞ?」

たしかに緑茶をのんでも直接鼻づまりに効果がありませんが、緑茶に含まれているカフェインを使った研究により、ヒスタミンの減少効果が認められています。

緑茶からわかる抗アレルギー作用のしくみ

アレルギーの反応を調べるために、ネズミなどの実験動物のマスト細胞に成分を添加して調べる方法が一般的です。
(マスト細胞とは、俗に言う肥満細胞のことであり鼻炎やアレルギー関連の書籍を読んでいる方にはご存知のことかと思いますので、ここではそういったものがあると思ってくだされば充分かと思います。)

この細胞に花粉などのアレルゲンが付着すると、ヒスタミンやロイコトリエンなどの科学物質を生み出し、くしゃみや鼻水、鼻づまりを発症させます。

花粉も体がアレルゲン(アレルギー物質)と認めない限りはアレルギー性鼻炎にはならないのですが、一度アレルゲンとして認められてしまうと、一生花粉に苦しめられるため、花粉症とそうでないヒトがいる、ということなんですね。

どのみちアレルギー性鼻炎になるとヒスタミンやロイコトリエンという化学物質が生み出されくしゃみや鼻水、鼻づまり止まらなくなるので、それを抑制させるために抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬といった花粉症の薬があるというわけです。

それで、あらかじめ花粉に反応するネズミのマスト細胞に緑茶の成分を添加させ、花粉を空気中に散布させたところ、ヒスタミンが増える量が減少したのだそうです。

同様に、緑茶からとれるカフェインのみを抽出し、同じようにネズミに添加したところ、やはりヒスタミンの量が減少したため、カフェインにはアレルギー反応を抑制させる力があるということがわかったということです。

よく鼻炎薬に「無水カフェイン」という成分が入っていますが、こちらは抗ヒスタミン薬を飲むと眠くなるため、その副作用を発症させないように無水カフェインが添加されています。

また抗ヒスタミン薬が漢方薬よりも処方される理由としては、こういったカフェインが抗ヒスタミン薬と混ざり合うことで、強い力でヒスタミンを抑制させる力があるからなんでしょうか?

どちらにしても、カフェインにはアレルギーを抑制させる力があるということなんですね。

じつは、鼻づまり抑制にカテキンが関係している。

もう1つがカテキンの力も抗アレルギー作用に関係しています。

元々抗菌成分としてカテキンは有名なのですが、カテキンの特定の種類によってヒスタミン及び、ロイコトリエンが抑制されるということもわかってきました。

抗アレルギー作用効果が強い順番に並べると、

1.エピガロカテキンガレート(EGCG)
2.エピカテキンガレート(ECG)
3.エピガロカテキン(EGC)
4.エピカテキン(EC)

「カテキンにそういった種類があるのか?」

と驚かれる方もいらっしゃるのかと思いますが、もう1つ見てもらいたいのがコチラです。

このページはお茶に関するサイトなのですが、見てもらいたいのがカフェインの含有量を記載したグラフになります。

その中でも緑茶はもっともエピガロカテキンガレート(EGCG)を多く含み、茶葉を発酵させた紅茶、ウーロン茶などはカテキンの成分がほとんど無くなっていますね。

緑茶が鼻づまりに効果があるのかという話はうわさではなく本当であり、医学的に基づいたということがもう1つあります。

アレルギー性鼻炎を抑制させるためにべにふうき茶が作られた

こうした研究によってエピガロカテキンガレート(EGCG)がもっとも抗アレルギー作用があるということがわかってきたのですが、これよりももっと抗アレルギー作用もつ成分というのがメチル化カテキンという成分になります。

メチル化カテキンは、カテキンの中でももっともアレルギー性鼻炎に特化した成分であり、普通の緑茶には含まれていません。

紅茶用に栽培された品種にもっとも多く含んでおり、日本でもアッサム系のお茶を改良し、「べにほまれ」、「べにひかり」という品種が栽培されています。

その中でもべにふうき茶はこのメチル化カテキンをもっとも多く含む品種として改良され、1993年に晴れて登録された茶葉というわけです。

今では花粉=べにふうき茶と言われるほど、花粉症やアレルギー性鼻炎、鼻づまりの方なら一度は耳にしたことがあるのかと思います。

科学や医療の常識を無視していろんな商品があふれるなか、べにふうき茶は臨床試験を何度も行い、多くのエビデンスでアレルギー性鼻炎に特化したお茶して不動にしているため、ほぼ日本公認の花粉症のお茶といっても過言はないかと思います。

でも効果がない。

ここまで書いといて言うのもなんでしょうが、実際使ってみての効果はたいしたものではありません。

たしかに、臨床試験で患者さんたちの薬の分量が減ったとかのエビデンスがありますが、個人的にはそこまでの力はありませんでした。

所詮お茶はその程度でしかないかと思っていましたが、こういったものもあります。

コチラ。

年月が代われば、いろんな新しいものが出てきて、役に立つものが溢れます。

これは僕なりの解決方法なので、あまりオススメしたくありませんが、これも1つの解決策として、どうぞよしなに、と思って頂けたら幸いです。

花粉症(アレルギー性鼻炎)にシジュウム茶が有効なのか?

シジュウムとはグアバと同じだと言われています。

実際に調べてみると、シジュウム属というものがあり、その中にグアバ(学名:Psidium guajava)があるという形になります。

シジュウムはグアバの他にいろんな種類がありますが、日本ではあまり馴染みがうすい果実なので、わかりやすく伝えるために、

「シジュウムとグアバは同じです。」

という言葉が1人歩きしているということになるんですね。

ですので、グアバ茶(学名:Psidium guajava)であれば、シジュウム属のグアバであることがわかるのですが、シジュウム茶となると、シジュウム属のどんな種類が使われているのかが調べてみないとよくわからないということです。

当然シジュウム茶とはいえ、メーカーさんにより効果にムラがあるかもしれない、そもそもシジュウムって本当にアレルギーに効果があるのか、みんな使っているのかなどなどをとりあえずまとめてみました。

シジュウム茶の抗アレルギー作用は微妙だ

花粉の季節になると、とりあえず口に入れるもので対処するヒトは比較的多く、その中でもヨーグルトはダントツ、次に甜茶、シソ、べにふうき茶などが並び、その中でもシジュウム茶は1%程度と、対策するヒトの中でも極めて数少ないヒトが使っている民間療法になります。

実際の効果は、そこまでビックリするほどのすごい効果が得られるわけではありませんが、花粉の季節が入る前に習慣化して飲んでおけば、多少は和らぐであろう、もしくは薬を飲む回数が減るといった効果があります。

これはべにふうき茶にも言えることで、花粉の季節に入る前に飲んでおけば効果的ではあるが、完治、治療、改善などには至らないということがよくわかりますね。

シジュウム茶の抗アレルギー作用はどういうもの?

抗菌、抗アレルギーという成分は比較的多く、シジュウムも研究対象になっています。(1)

シジュウムの場合、花粉などのアレルギー物質に関係するインターロイキン4(IL-4ともいう。)という物質の分泌をおさえる効果があることがわかってきまして、将来的には薬にもなるということも考えられていますが、まだまだ発展途上であり、一般的な抗生物質に比べると効果がうすいということがあります。

シジュウム茶は一般的に手に入るもので、「効果は薬以上」もしくは「過去に使ったお客様の中では76%以上の方が定期購入されています。」のような文言を並べて、いかにも花粉症(アレルギー性鼻炎)を治す特効薬であるかようなことを言っていますが、ぼくが1シーズン1~2週間10種類ほど試した結果(3ヶ月ほど)薬ほどの効果はなかったような気がします。

むしろ薬よりも高額だったので、出費が多かったことぐらいでしたね。

もしかしたら、将来的になにかしらの形でシジュウム茶が花粉症に効果があるものになるかもしれませんが、医師や製薬会社が関心をもつ確率が今のところ低く、シジュウム茶と花粉症(アレルギー性鼻炎)に関するエビデンス見つかりません。

ぼくが知る限りコチラのほうが効果があるので、よろしければどうぞ参考に。