腸をきれいにすると慢性鼻炎による蓄膿症が治る?

副鼻腔炎とアレルギー性鼻炎は
「腸」とは無関係だと思っていましたが、
調べていくと本当に重要だということが分かりました。

「腸」は食物を溶かして、
排便を出すだけの臓器だと思っていましたが、
もう一つ重要な役割があります。

口に入った食品の全ては腸で吸収されて栄養素となるのです。

ネギや生姜、シソなどが
副鼻腔炎やアレルギーに効果的だと知っていても、
「腸」の状態が悪ければ吸収されず排出されるので、
効果が無いのです。

「じゃあ、直接鼻に点鼻したらいいのでは?」

と思われますが、
もし点鼻で治療する方法を10個知っていて、
食べて治療する方法が、全く別の効果があって
10個あると想像した場合、
治療方法だけで半分損をしていることになります。

腸内環境を整えるには、
乳酸菌の力を借りる方法が一番有効です。

中にはアレルギー性鼻炎を抑制させる乳酸菌もいるので、
積極的に摂取していきましょう。

例えば、アシドフィルス菌という乳酸菌は、
アレルギーに過剰に反応するヘルパーT細胞を
壊しながら小腸から大腸へ進んでいきます。

あまり定着しない乳酸菌なので、
大半はすぐに外へ出てしまいますが、
ヘルパーT細胞を抑制する乳酸菌は今のところ、
このアシドフィルス菌しか確認されていません。

アシドフィルス菌は、
最近、「L92乳酸菌」という名前で話題になっており、
ヨーグルトやビオフェルミンなどに含まれています。

アレルギー性慢性鼻炎に梅干しの効果は?

「梅干しは医者いらず」という言葉があるように、
昔から体に良いと言われていますが、
本当に全てが効果あるのでしょうか?

梅干しに抗ヒスタミン効果あると言われており、
その効果は抗ヒスタミン薬を30%以上も
上回ると言われています。

一見すると、これはスゴイ!と思ったのですが、
梅のどんな成分が効果的なのかが分かりません。

「抗ヒスタミン薬が87.9%で、梅肉エキスが57.3%」

というネットの言葉も「動物実験」とありますが、
どこの誰が実験した結果なのかが分かりません。

「梅」ではなく「梅干し」に
効果があることも違和感があります。

おそらくこれは、梅干しと一緒に漬けたシソの成分が
含まれているからだと思います。

シソには「ルテリオン」というヒスタミンを抑制する成分があり、
アレルゲンに過剰に反応してしまう体を
元の正常な状態へ戻す効果があります。

ルテリオンは水に溶けませんが、
シソから抽出したエキスにはルテリオンが豊富に含まれており、
花粉症対策にシソジュースも有名な話ですね。

ルテリオンのヒスタミンを抑制する成分は、
たくさん食べても効果が上昇するわけではありませんので、
1日10枚ぐらい刻んで食べると効果的だと言われています。

O-157とは?

1996年の堺市の学校給食で、O-157は猛威をふるって、
患者数7996名、死者3名の大事故のニュースになりました。

この時に、「カイワレ大根が感染源だ。」
と大騒ぎしていましたね。

そもそも、タンパク質に寄生するはずのO-157が
なぜ野菜に寄生したのでしょうか?

O-157は非常に弱い悪玉菌で、
健康的な人の体に入っても常在菌たちに
追い出されてしまうので食中毒は考えにくい細菌です。

本来なら居場所が無い細菌なのですが、
唯一、生息できる場所が無菌状態の場所でした。

善玉菌も悪玉菌もいない空間は、
O-157にとって大事な居場所だったのです。

手洗い、うがいを徹底している学校は、
ライバルとなる細菌がほとんどいないので、
根を下ろすことができたということです。

無菌で育てられた人や動物は、
ちょっとした細菌や物質が入っても対処できず、
過敏に反応してしまいます。

無菌状態のネズミも少量のウェルシュ菌を
投与しただけで死んでしまうので、
滅菌やキレイな環境だけでは生活できない事がわかります。

日本人が旅行などで
海外にいって体調を崩すのは、
日本人があまりにもキレイすぎる社会に
慣れてしまったからなのでしょう。

O-157の事件の教訓から、
悪玉菌に慣れて強い体を作ることが、
健康の近道なのかもしれません。

慢性胃炎とウェルシュ菌の関係とは?

ウェルシュ菌やピロリ菌、O‐157など、
体に悪い影響を与える細菌を悪玉菌と呼んでいます。

ウェルシュ菌は主にアルカリ性を好み酸性を嫌います。

肉や油を好み、酸素がない場所を住処にします。

腸内バランスを崩し、
ガン細胞を活性化させるので、
人の寿命を縮める悪い細菌の代名詞にもなっています。

生命力が強く危険がせまると子種をばらまいて、
休眠状態になります。

人が年をとって体の筋肉や細胞の力が弱まるのを
じっくり待ちつづけ、善玉菌の数も低下した時に、
休眠状態だった子種が復活して、
体に悪い影響を与えていきます。

そのリミットが55~60歳ぐらいだと言われています。

善玉菌が減って、悪玉菌が増えると、
今度は日和見菌たちも同じ行動をとりはじめます。

フェカリス菌も日和見菌なので、
悪影響を与えますね。

日和見菌は体内の細菌の7割近くなので、
彼らが悪さをはじめると、体調が悪くなる早さは、
凄まじく早いです。

体に悪いことしかしないウエルシュ菌ですが、
実はアレルギーを抑える効果もあります。

これはウエルシュ菌が体の外に出されないために、
自己防衛としてやっていることだと思いますが、
現在、アレルギー疾患を治すための
治療薬を作るためのカギになると、
注目されています。

慢性鼻炎とラブレ菌の関係とは?

ラブレ菌は「ラクトバチルス属ブレビス菌」と言い、
略語でラブレ菌と言います。

ラクトバチルス属は、
体内に住むアシドフィルス菌や、
ぬか漬けに住むプランタラム菌も含まれるので、
非常に豊富な種類の一つとしてよく分かります。

ラブレ菌は京都の「すぐき漬け」から発見されて、
塩や酸素に強く、酸にも強いことから、
非常に生命力が強い乳酸菌として注目されました。

主な特徴はナチュラルキラー細胞を活性化させて、
ウィルスに感染を抑える効果があるので、
風邪などの病気になりにくくなる体を作ります。

抗ガン作用もあるので、
聞いたことがある方もいらっしゃると思います。

もちろん悪玉菌が苦手な酸をばらまき、
腸内環境を整えてくれるので、
ラブレ菌だけでかなり効果が期待できます。

非常にがんばり屋のラブレ菌なのですが、
もともと植物に寄生していた乳酸菌なので、
やはり1週間ぐらいすると外に出てしまいます。

やはり人の体は住みにくいのでしょうか?

ヨーグルトにラブレ菌を入れた食品もありますが、
おそらくオリゴ糖などを添加して、
ある程度は生きていけるようにしているのだと思います。

植物性乳酸菌は食べ物が無くなると出ていくので、
ラブレ菌を摂取するには、毎日漬物を食べる方法が一番効果的でしょう。

慢性鼻炎とフェカリス菌の関係とは?

アシドフィルス菌と同じく、免疫アップ効果や、
アレルギー反応を抑制する効果があるのがフェカリス菌です。

フェカリス菌は日和見菌なので、
生きたまま摂取すると人の体調により
悪さをしてしまう気まぐれな細菌です。

胃酸に弱く、腸を通過しても、
マクロファージに捕獲されてしまうので、
生きたまま摂取しても良い結果は得られません。

ではどうしたら良いのかと言うと、
加熱処理して死んだ状態で接種した方が、
効果的だと言われています。

「死んだ状態で接種しても効果が無いのでは?」

と思うかもしれません。

たしかに死んだ状態で体に入っても復活は出来ません。

死んだ状態なら悪さができませんし動けないので
マクロファージたちに外来菌として
捕獲される心配がありません。

しかもフェカリス菌は
非常に小さい細菌なので、
狭いスキマも入ってしまいます。

これが細かい所まで楽々届き、
もとから体内で生活している
フェカリス菌の栄養源になるのです。

死んだ状態で接種した場合と、
生きたまま摂取した場合と比べて、
効果は約3倍だと言われています。

もちろん途中で
他の細菌に食べられてしまこともありますが、
もともと体の小さい細菌なので、
大量に摂取すると効果を発揮していきます。

慢性鼻炎によるアシドフィルス菌とは?

アシドフィルス菌は、
アレルギーを抑制させる乳酸菌として
昔からサプリなどにも使われている乳酸菌です。

ビオフェルミンにも
このアシドフィルス菌が入っていますね。

酸と熱に強く、主な活動場所は小腸です。

体内に入ると、
アレルギー反応を起こす細胞を壊しながら、
大腸まで進んでいき、最後は外に出てしまいます。

もともと体内にいる常在菌ですが、
サプリを飲んでも1%ぐらいしか定着しない、
セッカチな乳酸菌です。

現在、アレルギーに対抗する抗体を減らしたり、
アレルギー反応を起こす細胞を壊すことができる乳酸菌は、
このアシドフィルス菌しかいないと言われています。

即効性が非常に高いのですが、
持続性に欠けますので、
定期的に摂取しなければ効果は望めません。

また、デメリットもあります。

アレルギー反応を起こす細胞は悪玉菌の発生を抑える力もあるので、
アシドフィルス菌に壊されると悪玉菌が増えるようになります。

アシドフィルス菌は最終的に外へ出てしまうので、
この時に常在している他の乳酸菌たちが、がんばってくれないと、
悪玉菌の住処になってしまいます。

この乳酸菌の力がなくてはアレルギーに対抗できませんが、
逆にこの乳酸菌だけではアレルギーに勝てない事も事実なのです。

オリゴ糖だけで善玉菌が増える?

オリゴ糖は体内で分解も吸収もされない糖分ですが、
善玉菌にとって大事な食べ物になります。

このオリゴ糖には色んな種類があり、
食材や発酵のさせ方により善玉菌の種類が決まってきます。

たとえば、ビフィズス菌は母乳に含まれる、
ミルクオリゴ糖を食べ物にしています。

これは牛乳やヨーグルトに含まれていますが、
人に住み着いているビフィズス菌は、
人の母乳を最も好むようです。

最近の研究結果では、
りんご、バナナ、ニンジンも好むことが分かったので、
ビフィズス菌を増やすための食品として注目されていますね。

他にもヨーグルト発酵のためにブルガリア菌、納豆菌は大豆など、
ぬか漬けやキムチにはバチルス菌やコッカス菌、
ラブレ菌は、京都の「すぐき漬け」から発見されているので、
乳酸菌によって住処や食べ物が違うことが分かります。

「じゃあ、何を食べれば良いのか?」

と思うのですが、
「オリゴ糖」という一つの言葉だけで片付けるのではなく、
色んな食材を食べて、初めて腸内フローラが形成されるということです。

玉ねぎ、ゴボウ、ニンジンなどはぬか漬けになりますし、
納豆菌なら、もともと大豆に住んでいたので、
ミソ系の料理が納豆菌を育てるオリゴ糖になります。

ところが、いきなり強力なサプリで増やそうとすると、
オリゴ糖が大腸に残留して腐敗してしまうということです。

最初は食生活を見直しながら増やす方法が効果的でしょう。

慢性鼻炎にビオフェルミンの効果は?

生まれた時の赤ちゃんは、体内の善玉菌が90%以上あり、
その大部分がビフィズス菌だそうです。

ビフィズス菌は年齢とともに数を減らしていき
60歳を過ぎたあたりから減少が加速していきます。

代わりにウェルシュ菌などの悪玉菌が増加していくので、
年齢とともに色んな病気が避けられないようになります。

動物性乳酸菌とビフィズス菌は、

「胃酸で死滅するから効果がない。」
「植物性乳酸菌の方が効果が期待できる。」

とう方がいますが、長い間ヨーグルトを食べて、
胃腸を弱らせた私自身にしてみると、
これは事実だと思っています。

もう一つ避けられない事実があります。

「乳酸菌と常在菌にはそれぞれ役目があるので、
かたよった善玉菌のバランスは病気にもつながる。」

ということです。

植物性乳酸菌はもちろん、
動物性乳酸菌もビフィズス菌も常に体に宿すことが
病気にならない秘訣なのです。

私はヨーグルトを信用していませんが、
腹痛の時のビオフェルミンにはお世話になりました。

ビオフェルミン製薬のサイトを読むと、

「新ビオフェルミンS」を食後に服用すると、
ビフィズス菌が耐えられるレベルまで
体内のPH値が上がるので胃酸に耐えて腸まで届く

と書いてあります。

100年近くまで整腸剤だけを研究をされてきて、
臨床試験も行いながら現在にいたるビオフェルミンは、
一言では説明しにくい歴史や説明があるのかもしれません。

ヨーグルトは絶対に食べるな?

私は植物性乳酸菌だけ摂取していけば、
問題ないと思っているのは、
日本人が世界的にみても類をみない
長寿大国という事実があるためです。

元々日本人の食の考えに関しては、
調味料がミソ、醤油、塩ぐらいしかありませんし、
美味ければ手を加えなくてもよい、という概念なので、
健康のための酵素という考え方も
初めから分かっていたかは疑問だと思っています。

多分、長寿大国になったことに関して
誰も予想をしていなかったでしょう。

そんな日本なんですが、
乳製品が豊富な国に比べて長寿大国ということもあり、
ヨーグルトを食べるよりも、
他の方法で善玉菌を増やした方が良いのでは?
と考えています。

ヨーグルトを製造する工程で、
はじめに原料乳を90度以上で5分間加熱処理して、
滅菌する工程があります。

この時、原料乳の時にあった栄養成分は
ほとんどなくなってしまい、
無菌状態の牛乳が出来てしまいます。

この牛乳からヨーグルトを作る工程に入ります。

ヨーグルトは発酵食品なので、
より熟成させた方が効果があるという考えもありますが、
時間が過ぎたヨーグルトは善玉菌が食べるオリゴ糖が無くなりますし、
腐敗が進めば、酸化していくので、
悪玉菌も住み始めるようになります。

牛乳は子牛を育てるための飲み物であり、
人の飲み物ではありません。

あらゆる技術を駆使して、
飲んだり食べたりすること自体が間違いなのです。