O-157とは?

1996年の堺市の学校給食で、O-157は猛威をふるって、
患者数7996名、死者3名の大事故のニュースになりました。

この時に、「カイワレ大根が感染源だ。」
と大騒ぎしていましたね。

そもそも、タンパク質に寄生するはずのO-157が
なぜ野菜に寄生したのでしょうか?

O-157は非常に弱い悪玉菌で、
健康的な人の体に入っても常在菌たちに
追い出されてしまうので食中毒は考えにくい細菌です。

本来なら居場所が無い細菌なのですが、
唯一、生息できる場所が無菌状態の場所でした。

善玉菌も悪玉菌もいない空間は、
O-157にとって大事な居場所だったのです。

手洗い、うがいを徹底している学校は、
ライバルとなる細菌がほとんどいないので、
根を下ろすことができたということです。

無菌で育てられた人や動物は、
ちょっとした細菌や物質が入っても対処できず、
過敏に反応してしまいます。

無菌状態のネズミも少量のウェルシュ菌を
投与しただけで死んでしまうので、
滅菌やキレイな環境だけでは生活できない事がわかります。

日本人が旅行などで
海外にいって体調を崩すのは、
日本人があまりにもキレイすぎる社会に
慣れてしまったからなのでしょう。

O-157の事件の教訓から、
悪玉菌に慣れて強い体を作ることが、
健康の近道なのかもしれません。